小さな郷愁風景〜長野県の風景〜
![]() |
![]() |
||
![]() |
|
||
飯田の風景 (飯田市) |
|||
![]() |
![]() |
||
伊那地方の中心飯田は城下町として発展し、起伏のある土地に碁盤目状の地割が計画され、武家地や町人地がおかれた。 かつては城下の風情ある町並が連なっていたのだろうが、昭和22年の大火により市街地の大半が焼失してしまった。しかし仲ノ町など一部の地区ではわずかに面影が感じられる。 (11.07.17) |
![]() |
||
戸倉の風景 (千曲市) |
|||
![]() |
![]() |
||
![]() |
戸倉には北国街道・善光寺街道と呼ばれた往還の宿駅・下戸倉宿が設けられていた。隣接する上戸倉宿とともに合宿として宿役を担った。現在は幹線国道沿いとなっており、町並としては全体的には宿駅時代の面影はあまり残っていない。 そんな中で、茅葺の大柄な建物が異彩を放っている。現在は蕎麦屋となっているが、もと造り酒屋で、築250年を誇る建物である。裏手には土蔵群が連なり、宿場町時代から町を見てきた存在として貴重なものだ。 (24.06.01) |
||
上山田の風景 (千曲市) |
|||
![]() |
![]() |
||
![]() |
![]() |
||
北国街道・善光寺街道沿いと千曲川を隔てた左岸側には温泉街が開けている。北端付近の戸倉温泉と一体化しており、一般には戸倉上山田温泉と呼ばれることが多い。 明治半ばに千曲川の中州で温泉が掘削されたのが始まりで、その後今の上山田温泉の場所でも源泉が掘られ、上山田温泉が開湯した。 特徴的なのは旅館街より繁華街といってよい。県内では珍しいといってよい歓楽色の濃い温泉街で、町の規模からして不釣合いとも思える規模の飲食店群が見られる。これらの姿も、今や郷愁の風景といってよいものがあろう。 (24.06.01) |