高田の郷愁風景

新潟県上越市<城下町> 地図
 
町並度 6 非俗化度 6
 −雪国独特の雁木が風情を醸し出す−

 



 
大町五丁目の町並  大町三丁目の町並 


 城下町高田は慶長19年徳川家康の六男松平忠輝が高田城を築いたことが発端で、城は天守閣もなく石垣も使用されない一般的な城のイメージとは異なるものであった。城主はその後入れ替わり立ち代り交代し、寛保元年から廃藩置県までは榊原家が130年間・6代続いている。城下町が整備されたのは4代目城主松平光長の統治していた頃で、付近の川を改修して外濠とし、その外に武家屋敷を配した。城の西側に町人町と寺院を配置して、寺院は防御施設として利用していた。現在雁木が残る通りはその町人街に当たる地区で、町割は短冊状で統一され辻は全て直交する。その整然としたある意味機械的な街路形態の中にあって、この木製の雁木には温もりを感じさせるものである。
 雁木は歩道上面を覆う木製の庇状のもので、支柱に支えられ連なっている。それが最も多く残るのが市の中心に南北に伸びる大町通りである。雁木はこの高田に限らず、今でも新潟県各地をはじめ日本海側の町に残っているが、特にこの高田のものは小学校の教科書にも紹介されるほど有名である。その下を歩くと、職人町を思わせる小規模な町工場、小売店などが密集しているのがわかる。建替えられてた建物も少なくないが、この雁木が古い町並の雰囲気を高めている。
 今回22年振りに再訪することとなり、一通り歩いみたところ訪問者へ意識した様子が様々なところから感じられた。商家を活用した交流施設などもあり、伝統的な案内板も増設されていた。 地元の方々が町並や建物を認識され新たな息吹を発するところもあれば、更新が重ねられ面影が淡くなってしまうところもある。高田は前者のようで、かといって観光地風になっていない所も好感が持てるものである。
 
 




仲町五丁目の町並 仲町六丁目の町並 




元芝居小屋(M44建造)を利用した映画館「高田世界館」 本町六丁目 「町家交流館高田小町」
 



 
 大町五丁目の町並
   


2026.04再訪問時撮影    旧ページ

訪問日:2004.05.29
2026.04.05再訪問
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