重要文化財の建物(1)

−旧熊谷家住宅−



大森銀山は世界遺産登録もされたように貴重な産業遺産であり、また銀山で財力を高めた商家や代官所などの施設も残り、古い町並としても重要伝統的建造物群保存地区として指定されている。
 代表的な商家建築・熊谷家は江戸時代より酒造業を営み、鉱山の経営、代官所の御用達、町役人、郷宿(銀山御料支配の一部を担う役)などを勤めた旧家で、最近になって5年間にわたる解体修理工事を経て、原型を取り戻した姿で一般に公開されている。
 解体時に偶然出てきたという図面をもとに忠実に復元されたとのことで、修理に時間がかかったこともうなづけた。
 
 




  
重要な客専用の路地門 右に見える土蔵は道具蔵







1階部奥の間を望む 居間の地下には石蔵が埋設されており 畳を揚げて梯子で出入りしていたという 耐火金庫のような役割でとても珍しい施設である


台所と居間の間には小さな庭が設けられている




道具蔵内は主要な商売であった酒造業の紹介がされている 一角には商品を記録したらしい貼紙が今でも残っていた 明治の文字が見える




この竈は解体修理時に出てきた図面をもとに復元されたものだ 正面玄関に面した勘定場






2階の座敷からは赤瓦を多用した独特の屋根並が見られる 解体修理にあたり傷んでいない部材は極力利用する工夫がなされている

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