| 金沢市水溜町・里見町【武家町】 地図(竪町交差点付近を示す) 町並度 5 非俗化度 5 −繁華街にほど近い場所に武家町の面影が見られる− |
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| 水溜町 「天狗中田本店」付近 | |
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| 水溜町の町並 | |
金沢城の周囲特に南側から西側はかつて武士の住まうところで、長町を筆頭に今でもその佇まいを残す区域がある。ここで紹介するのはいずれも小規模ながら藩政期の風情を残している区域である。 犀川右岸からもそれほど離れていない位置に水溜町という一角がある。特徴的なこの町名は犀川を埋立てて造成された町で、水溜と呼ばれる小さな濠があったことに由来するという。金沢城の外周部にあたり、藩主の家臣であった平士の居住地となっていた。 今では武家町としての色彩はあまり感じられないが、緑濃い庭に囲まれた邸宅や土蔵、門などが特徴的で、人通りの多い地区に接しているとは思えない静けさがあった。その中で市の「こまちなみ保存建造物」に指定されている河村家住宅は、武家の建物の特徴を備えたものとして貴重な存在である。また竪町交差点に近い所には明治41年食肉業を創業した老舗「天狗中田本店」の格式ある建物が存在感を高めている。 交差点の辺りは賑やかな界隈で、北西側には若者も多く訪れる竪町の商店街が展開している。ところが一本東側の路地には全く異なる風情の町並が展開していた。この里見町は、加賀藩士であった里見家の屋敷があったことから名づけられたと云われ、享保年間頃までは竪町後丁と呼ばれていたという。今でも立派な塀や門を構えた邸宅が見られ、付近とは明らかに一線を画した町の風景である。新しい家屋も通りに面して土塀風の造りを見せたりと、景観に配慮しているさまが伺えた。 町域の北側は店舗に利用された町家建築などが見られ、地区の特色を活かした町の再形成が図られているようだ。 |
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| 里見町の町並 | |
| 訪問日:2025.10.20 | TOP | 町並INDEX |
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