笠間の郷愁風景

茨城県笠間市<門前町> 地図 
 
町並度 4 非俗化度 4 −笠間稲荷の門前町−
 



 笠間市は県のほぼ中央で水戸線の沿線にある。
 藩政期には笠間藩が存在し、前半は藩主が頻繁に転変したが、延享4(1747)に日向延岡より牧野氏が入封すると、以後維新まで同氏が統治した。
 裕福な藩ではなく、一揆も頻発したという。寛政4(1792)年に牧野貞喜が藩主となると、藩政、民政の改革に尽力し、他藩民の移入を積極的に行ったことから農業生産力が向上していった。
 笠間は日本三大稲荷の一つにも数えられている笠間稲荷とその門前町が古くから有名で、参詣者からの収入も藩の重要な財源となっていた。特に幕末頃には庶民の間にも稲荷信仰が浸透し、関東一円に多くの講組織が形成された。庶民のみならず歴代藩主自らも強い信仰心を示していた。
 明治以降、現在の水戸線に当たる鉄道の開通もあってますます門前町は賑わい、名物稲荷寿司をはじめとする土産物屋が林立した。
 訪ねた日は連休中だったこともあり多くの客の姿があり、江戸期以来の賑やかな門前町の風情が感じられた。



伝統的な構えも目立つ笠間稲荷の門前街










訪問日:2014.05.04 TOP 町並INDEX