見瀬町の郷愁風景

奈良県橿原市 <街道集落・商業町> 地図  
 
町並度  5 非俗化度 10  −近鉄岡寺駅付近に展開する町並−




 橿原市見瀬町は市域の南部、国道169号線と近鉄吉野線とに挟まれた一帯にある。
 国道の見瀬交差点から南西に細い道筋が派生しており、この付近から近鉄岡寺駅付近にかけて古い町並が見られる。







 一本道の両側に展開するため街道集落だったのだろうが、何の街路だったのかは調べても今ひとつ定かではない。しかし位置的に東西南北の街路の辻であった八木から明日香・高取方面にむけての道筋であったことが伺える。
 二階の立上がりの高さからほとんどが明治以降の建物と思われる。虫籠窓を残ち土蔵を従えた商家風建築を中心に、曲線と勾配を描きながら一部では絵になる街道風景をかもし出していた。
 明治3年の記録では、戸数202のうち織屋21、紺屋4、米屋2をはじめ酒屋・豆腐屋・鍛冶屋等多種にわたる商家が軒を連ねていたという。
 家並の様子からは、全く外部の訪問者に向けたような色は伺えない。周囲には多くの史跡群があることから、今後もこの町並が注目されることはないだろう。





訪問日:2016.09.11 TOP 町並INDEX