第19号 (2026. 07.12発行)

第22回いらかぐみオフ会

2026.05.30〜31  山口県上関町祝島 


  今年のオフ会は、第1回のオフ会が行われ「いらかぐみ」の原点ともなった山口県上関町祝島での開催されるものと共通認識があった。
 開催地や旅館について議論されることもほとんどなく、全員一致の方向で23年振りの祝島オフ会となった。
 ただし、当初のメンバーはほとんど入れ替わって万訪さんと私孫右衛門の2名のみであり、他の4名はオフ会としても個人的にも祝島を訪ねるのは初めてだ。



2003 第一回祝島オフ会より













  各地からそれぞれの手段で柳井港または上関(室津)港より夕方の定期船に乗り込んだメンバー。上関大橋を潜り抜けそれに続く長島の集落を横目に見ながら次第に祝島の姿が迫って来る。私にとっては23年振り、メンバーの中では一番近くに住むが、離島というのは何かきっかけがないとなかなか訪ねられないもの。遠方の万訪さんの方が何度も訪ねている。
 午前の便で一足先に到着していた太泉八雲さんと合流し、早速本日の宿・民宿「くにひろ」さんに向かう。太泉さんの先導で歩き出すといきなり練塀の路地が。この路地の記憶がなく、「こんな感じだったか?」と驚き半分懐かしさ半分といったところだ。
 「くにひろ」さんは前回もお世話になった宿。玄関先に昔ながらの井戸があるのが特徴の構えは流石に覚えていた。外装は一部手を加えられている様子で、ささやかながら看板も掲げられていた。御主人は代替わりされておりご夫婦で経営されている。

 
 祝島の桟橋に到着した定期船「いわい」  




 
港から路地を辿って宿に向うメンバー
 
 
 宿1階と2階それぞれ1部屋ずつに案内されて、交代で入浴したりと暫しくつろいだ時間。二階の部屋からは港から続く家々の屋根並が見渡される。このイメージから「いらかぐみ」というグループ名も命名された。
 ふと部屋の一角に飾られている絵画を見たところ、どこかで見覚えのあるようなタッチを感じた。これは岸本さん(Kさん)の作品ではないか!?第1回オフ会の時、メンバーの一人だった岸本さんは一足先に島に到着、趣味のスケッチをしながら他のメンバーの到着を待っていた。以後そのスタイルが定着していくが、新婚旅行先でもあったという祝島での作品は特別なものがあっただろう。
 食事は一階の広間(といっても10畳程度の座敷)で。鯛の焼物や刺身を始め手造りの料理が並ぶ中、様々な話題が飛び交う。このオフ会を長丁場の探訪旅行に絡めている辰巳屋さん、動画撮影に勤しむメンバーの話、また各メンバーが集積してきた町並の情報を財産として今後に生かす話題、これは壮大でなかなか結論が出ないが、途切れることなく検討は続けて行きたい課題だ。
 続けて始まった懇親会も23時過ぎまで続き、持参した清酒4合瓶2本が空となった。

 
 

 

民宿「くにひろ」 玄関先は民家そのものだ 
 



 
案内された二階の部屋 




 
宿二階からの風景 宿には岸本さん(Kさん)のスケッチ画が
 

 

夕食とその後歓談するメンバー 


 翌朝は各メンバー三々五々の探訪。ただし、島の集落のことどこかでメンバーと出会い、感想を話し合ったり誰々はどこに居たなどということになる。前回23年前は時期こそほぼ同じとはいえ曇天で一時雨も降る天候だったが、今回はこれ以上ない快晴のもとの祝島となった。印象も随分異なる。練塀の路地を迷いながら歩き回っていると、様々な野鳥の声が。またあちこちに猫の姿。住民の方々の話し声もそれらに混じって聞こえてくる。
 朝食後、11時過ぎに宿に戻ると決め再度フリー散策。私は万訪さんの案内で港の北側の一帯を歩いた。高台と斜面に展開するところで、この付近は前回歩いていない。平地に密集する練塀の路地風景とは異なり、海を見下ろしエーゲ海の島を思わせる点景もあった。そこから眺めると、防波堤に囲われた港と背後に密集する集落を見渡すことが出来た。
 さてメンバーは昼の便で島を離れることになっており、どこかで昼食をということになった。前回は食事処どころか売店もあるかどうか覚束なかったが、食事のできる店が2軒あるようで、くにひろさんにも売店が併設されている。朝小さな弁当が売られているのを見ていてそれで十分ということで覗くと残念ながら売切れとのこと。
そこで宿から5分ほどの食堂に向かったが、島の名物石豆腐(堅豆腐)を使ったメニューで満足だった。


 
いらかぐみのルーツたる祝島で再度オフ会が行われたことで、いらかぐみそしてオフ会も「二巡目」を迎える感がある。さきにも書いたが、会全体として所有する膨大な町並情報の共有と公開、さらに新メンバーの加入などがあれば嬉しい事である。
 細くでもよいからこれからも長く続いてほしいものだ。
 
 



島内点景


 


 
北側の高台より港と集落を望む   練塀の路地風景 
 



 
練塀の路地風景
 



 
集落のあちこちで見かける猫 石豆腐を中心とした食事処での昼食 


 
島を離れる船上より

−孫右衛門 記− 
 

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