松代の郷愁風景

新潟県松代町<街道集落・商業町> 地図 <十日町市>
 
町並度 5 非俗化度 8 −上越地域と魚沼地域を結ぶ街道上の要衝-


 


 
松代の町並


 
松代町は十日町市の西隣に位置し、近年になって北越急行線が開通し、魚沼地域や直江津方面と鉄道で結ばれることとなった。東頚城丘陵の一角を占め、冬期は豪雪に見舞われる地域である。
 丘陵を縫って古くからの街道が開かれており、一帯の幹線路は上越高田城下から松代を通り十日町を経て三国街道の塩沢に至るもので、ほぼ北越急行線の沿線に一致している。松之山街道(魚沼道)と呼ばれたこの街道は、古くは上杉氏の関東出陣の道、江戸期には物資や人の往来に欠かせない街路となった。
 松代は背後に松之山郷65ヶ村を控えることから山間部の物資が集まり、また柏崎方面からの街道も合流することから町場として発達、蒲生・犬伏とともに伝馬宿駅が設けられ、また各種の市が立ち賑わいを示した。松之山郷内で盛んに行われた縮布と、日本海沿岸から塩、会津などから織物の原料となった青苧(カラムシ)が取引された。このように商業の中心としても早期に発展を示した。
 旧街道筋は駅と国道より北側に展開し、東西に500mほど中心市街地が展開する辺りにその風情を感じることが出来る。大柄な商家風建築が目立ち、街道が現役ではなくなってから建てられたものが多くを占めると思われる。中央付近に入母屋造り妻入りの堂々たる姿を見せているのは茶の看板のある高橋園本店、他にも妻入り主体の家々には現役の商店も少なくない。壁面に梁を現した真壁が目立つのも特徴的だ。
 街道から外れたところでは中門と呼ばれる角屋を持つ家屋も見られ、積雪の多い土地であることを物語っていた。
 
 



 
   
 

 


訪問日:2026.04.03 TOP 町並INDEX