能生の郷愁風景
新潟県能生町<宿場町・港町> 地図 <糸魚川市>
町並度 4 非俗化度 8 −北国街道の宿駅が置かれ港町としても発達−
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| 旧街道沿いに連続した家並の見られる能生の町並 | |
能生町は上越地方の西部、日本海に面したところにある。山地が海岸に迫っており平地は少なく、海岸から20kmも入れば標高2000mを超える妙高山を始めとする峰々があり、大変険しい地勢下に位置している。 中世には北陸道の要衝として、また港として知られており、江戸期には北国街道とも呼ばれ宿場町として整備された。毎月5・10の日に開催される市では、内陸部の村々や糸魚川付近との交易が行われ、米や塩、薪などが取り扱われた。港町としても発達し、船番所が置かれたほか、年貢米もここに集積し海路搬出されていった。 能生川河口付近にわずかな平地があり、広い駐車場を持つ商店なども見られる。海岸近くの国道より一本内陸寄りに旧街道が佇まいを残していた。間口が狭く奥行深い町割りで、宿駅時代から踏襲されているようであった。多くは更新された姿で古いものでも大正以降であると思われるが、一階部分に端正な出格子を残す家、二階屋根裏に出窓を持つ家などそれらの姿は様々であった。商店の構えを持つものも多く、今はひっそりとしているが商店街としての賑わいがあったに違いない。中には、煉瓦造りの防火壁のようなものを隣との敷地境に設置した御宅もあった。 町並東端付近では桝形がみられ、小さな旅館が見られるなど街道集落らしい姿もあったが、付近の海岸は海水浴場となっており、夏場の客に対応した宿なのかもしれない。 |
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