福島・吉野界隈の郷愁風景
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吉野一丁目の町並 |
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福島二丁目の町並 | |
吉野地区は阪神野田駅の南東側、福島地区はJR福島駅の南に接する一帯で、いずれも福島区内にある。梅田からも電車で数分の位置に第二次大戦時の非戦災地区があり、今なお戦前を思わせる町並が展開していようとは一般に想像しがたいものがあろう。しかし表向きには完全に近代化されているように見えても、一歩裏通りに入ると予想外に古い町並が残されていたりするものである。特に都市部において良く見られる現象だ。交通幹線に沿って建物の近代化、高層化が進められて来たからだろう。 共通するのは路地に残る都市型町家の風景だ。長屋風の造りをしめし、それら一棟一棟が生活共同体のようなたたずまいを示している。また袖壁やうだつ調の壁を立ち上げたものも見られる。また福島地区では駅前から続く繁華街そして画一化されつつある都市の建物に今にも飲み込まれそうになりながらも、古い姿を守り続けているような頑固さすらも感じるようであった。 古い町並として評価できるかどうかはここでは断言しないが、梅田(大阪駅付近)から徒歩圏内ともいえる位置にあることからその貴重さは高いものと見て、ここで紹介することとしたい。 |
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福島五丁目の町並 | 福島二丁目の町並 |
訪問日:2008.11.23 | TOP | 町並INDEX |
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