| 和歌山県橋本市【街道集落】 地図 町並度 5 非俗化度 8 −紀和国境に位置する大和街道沿いの町並− |
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隅田町真土地区は橋本市域の東端付近、奈良県との県境に位置するところである。和歌山線や国道24号、そのバイパス専用道のICもあり、交通の便は良い。 国道から少し入ったところに、思いがけぬ古い町並が見られる。これは何代も昔の幹線交通であった大和街道沿いの集落で、宿駅的機能もあったという。 |
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町並の規模は小さいものの、切妻平入りの伝統的な建物がある程度連続性を保ちながら連なり、町並としての見映えは無論のこと、建物それぞれの質もなかなか高い。二階の立上りの低いつし二階の形を持つもの、反対に立上りが高く正面に「バッタリ床几」の見られる商家風の建物。また主屋の前に瓦を葺いた門を持つものなど様々で、長きにわたって集落が発達し、また商業も行われていたらしいことが伺える。家並の東端は落合川という流れに限られ、この対岸は大和であった。そのことも町が発達する要因であったかもしれない。 少し小高くなったところに極楽寺という寺院があり、その周辺にも風情ある集落風景が見られた。 この地区は「万葉の里」として紹介されている。不思議に思いながら少し調べて見ると、『万葉集』にこの地を詠んだものが多数あるからのようだ。大和からの旅人が異国である紀伊に出る折の期待感、大和への望郷の念をこの地区の真土山に託した歌が見られる。 |
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| 極楽寺辺りの町並 | |
| 訪問日:2024.09.14 | TOP | 町並INDEX |
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