黒崎南浦の郷愁風景
| 岡山県倉敷市【農村集落・産業町】 地図 町並度 4 非俗化度 10 −江戸期から醸造業が発達した− |
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| 旧赤沢酒造の建物群 | |
玉島黒崎地区は旧玉島市の区域では最も南西側に位置する。 その中でも最も端部、西は寄島町に接するあたりは南浦と呼ばれ、南は瀬戸内海に面する穏やかそうな佇まいを見せている。 訪ねてまず一番に目に付くのが立派な造り酒屋である。残念ながら現在は営業を終えられているが、この旧赤沢酒造は江戸後期の万延元(1860)年に創業、長らく地場産業の発展に尽力されたが2004年に高潮被害に遭い閉業に至ったとのこと。 江戸時代には南浦は黒崎村の一部で、元禄8(1695)年の記録では家屋数66と寒村であったが、享保15(1730)年に杜氏が来村したことがきっかけで酒造業が発達、最盛期には酒造に携わる者が35軒もあったとの記録がある。 海に面するが漁業は余り発達せず農村として経過しており、現在の集落風景もそれに呼応した姿になっている。家々は海岸付近から比較的離れたところに散在的に見られ、周囲に耕地が広がっている。ただ、本瓦を葺いた入母屋屋根を持つ家、土蔵を従えた御宅など、建物単体としても立派なものが少なくなく、他の建物や路地と重なった所では、趣のある小風景を形成していた。 幹線道路からは外れた場所にあるため車両の往来も少なく、ひっそりとした集落の印象が強調されているようだった。 |
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