富海の郷愁風景

山口県防府市<宿場町> 地図 
 町並度 4  非俗化度 10  −山陽道では貴重な海沿いの宿駅−
 


富海の町並

  富海の町並 

富海の町並 富海の町並

 


 富海地区は、防府市の東端の海岸部に位置し、美しい砂浜を持ち、夏には海水浴客で賑わう。
 ここは古くは山陽道の宿場町として開けたところである。町は東西に長く1kmほど続き、かつての街道筋には本瓦葺、妻入の由緒有りげな旧家の姿が点々と認められる。大きな神社もあり、最近になって開発されたところではないことは一目でわかる。中心地区の中市に高札、本陣が置かれていたが今は残っていない。
 また、宿場町以前にここは漁村としても栄えていた。鯛、鯵、鰯などの漁獲で利を得ていた。安永年間(18世紀後半)頃よりここの漁師は、漁船で旅客や貨物を瀬戸内海各地に運搬する「飛船」業も請負い、大坂方面にも向っていたと言われている。
 宿場町と港町・漁村の顔を併せ持つ貴重な町である。古い町並というほどの連続性はないが、風情は濃厚に感じ取ることのできる町並である。
 


訪問日:2002.01.04
2004.02再取材
TOP 町並INDEX