島崎の郷愁風景

新潟県和島村<商業町> 地図 <長岡市>
 
町並度 4 非俗化度 6  −舟運で栄えた町並 良寛の里−

 

 

 商家風の建物も見られる島崎の町並


 島崎地区は越後線小島谷駅から北に1km弱、越後平野の一角を占めており、日本海との間には低い丘陵があり隔てられている。
 地内を流れる島崎川は古くは信濃川とつながり、舟運が盛んであった。その後、信濃川の大河津分水工事により分断され、水が滞留することも多く洪水も発生したため、西側を開削し日本海に流下させる工事が行われた。今では船が上下していたとは思えない川の風景である。
 島崎の交差点付近から東側に商家風の建物が連なっており、小規模ながら古い町並が見られる。これらの建物は、舟運の発達により立地したものが起源なのだろう。腰回りが板張りとなっている家屋が多く、黒褐色の屋根を持ち重厚な印象を受ける家並であった。今は地名としては存在しないようだが下町という名のバス停もあり、商業町として発達した様子がうかがえる。
 この地区は今、良寛の里との名目で案内されている。良寛は晩年をこの地で過ごし、身を寄せていた木村家付近から続く小路は「はちすば通り」と名づけられ、案内板や歌碑などが設置されている。この通りに沿っても商家風の建物が散見され、風情を感じることが出来る。表の通りとは違い車両の通行も少なく、静かな散策が味わえる。

 
 

 

 木村家(右) 「はちすば通り」の町並 
 

 

 「はちすば通り」の町並


訪問日:2026.04.03 TOP 町並INDEX