橋本の郷愁風景
| 京都府八幡市<花町> 地図 町並度 6 非俗化度 6 −遊郭の名残を今に伝える町− |
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| 淀川堤防上から望む町並 | |
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| 街路の片側ながら濃厚な家並が見られる | |
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淀川の東岸、南は大阪府枚方市に接する位置に八幡市橋本の町がある。近年では東に接する男山の丘陵に住宅団地ができて、京阪への通勤者も多い。 古い橋本の町は川に沿い南北に細長く展開していて、独特の町並景観を保っている。二階建の木造建築の形作る町並である。二階部には木製の欄干を持つものが多く、その意匠も凝っている。また細い格子が1階に見られる建物もあり、風格や華美を感じる外観を示している。 |
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| 地区北側の街道沿いの町並 | |
橋本はかつて京都と大坂を結んだ京街道が通り、宿駅に指定されていた。淀川を挟んだ対岸、西国街道の山崎との間には渡しが往来し、その川港ともなっていた。そして男山の北麓にある石清水八幡宮の最寄の港としても賑わい、多くの人々が往来していた。淀川岸は現在では高い築堤になっていて、この古い橋本の町を包み込むような格好になり町並との間には細い水路が残るのみである。かつてはここが川岸で、旅人が上陸、または乗船していたのだろう。 幕末には陣屋も設けられていたほどのこの町も、鉄道開設後は川運が廃れて、町は衰微した。しかしここは戦後売春防止法が施工されるまで遊郭が存在し続け、華やぎが長らく続いていた。 京阪電鉄の橋本駅の西側がかつての橋本の町だ。俄かに家並が古び、格子をはめた家屋が現れてくる。そして川筋に平行する南北の道筋には、あちこちに極めて色濃い色町の残影があった。江戸期から明治にかけて大繁栄して、そのまま昭和に引継がれた遊郭群。建て方が頑丈でしかも意匠にすぐれており、国道は町を外れて新たに作られたため、この花街は温存された。 今回20年振りに訪問して見てまず感じたのは、建て込んで少々薄暗いほどのイメージだった街路筋が随分明るくなったということである。街路の片側に広範囲に更地になった箇所があり、複数の伝統的建物が撤去されていた。しかし現存する家々は質が高く、特殊な経歴を持つ町並を象徴するものとして充分なものが残されている。最も格式の高い遊郭建築であった建物は「橋本の香」という旅館として再利用されており、また内部の見学のみも可能である。訪問者に橋本の歴史に触れることができる。 駅に近い付近にもなごりの建物が見られるが、町並として歴史を語るものを残そうとするならば流石にこの辺りで食い止めたいものだ。 |
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2025.12再訪問時撮影 旧ページ
| 訪問日:2005.01.03 2025.12.13再訪問 |
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