横芝の郷愁風景

千葉県横芝町<在郷町・街道集落> 地図 <横芝光町>
 
町並度 4 非俗化度 8  −九十九里平野の中央部に展開する街道町−










横芝の町並


 県の東部、九十九里平野に展開する横芝の町。総武本線、国道126号線、さらに近年自専道も開通し、首都圏に組み込まれつつある地区ともいえよう。
 国道の北側に一見して旧道と思わせる街路があり、中町、上町などの地名が見られることから街道沿いに商家などが集結した在郷商業町だったのだろうと、歩いていて推測できる。或いは宿駅的機能もあったのかもしれない。今ひとつその経歴が不明だが、今に残る町並のなりを見るに、ある程度の商業の集積により町場が発達したものと考えられる。
 切妻・妻入りの商家風建築が散見され、土蔵を従えたものもある。一部は軒下に梁を張り出したせがい造りとなっており、重厚さも感じることもできる。国道沿いに往来の賑わいを奪われて久しいのだろうが、この旧道沿いの歴史的建物の散在は、町の歴史を語る貴重なものといえよう。
 この町が輩出した著名人に測量学、天文学の祖である伊能忠敬がある。氏の遺した「大日本沿海輿地全図」は全国を測量行脚した集大成として、日本全図の起源ともなった。

 



 
訪問日:2016.04.30 TOP 町並INDEX