第9号 (11.10.30発行)

可部の町めぐり
      
関連ページ 可部の郷愁風景
 可部は山陰方面からの街道が大田川の水運に切り替わるところで、古くから物資の集結地として商家や問屋が多く立地し発達した。
 往時そのままの旧家も残る街道沿いは近年地元がその貴重さを認識され、町家や酒蔵などを公開し随所でさまざまなイベントを催す「可部の町歩き」を毎年開催している。
 今回はその模様を紹介する。
案内チラシ





町並の拠点施設として築150年の町家を改装した「可笑屋」 コミュニティースペースや喫茶、売店なども併設されている 当時は写真展も開催されていた








各見学スポットを中心に多くの散策客で賑わっていた




旧家の座敷で高校生による琴の演奏が行われた




地元で折り目と呼ばれる街道の枡形の位置にあるこの塚本家は江戸期より代々続く山繭問屋であった 山繭は絹織物より強く高級品であり 可部紬として特産品となっていた 展示されている場所はもと帳場だったのだろう




酒蔵ではヴァイオリニスト・豊原愛さんと「可部カラスの会」加納氏によるミニコンサートが行われ 会場に入りきらないほどの盛況であった


※取材日:2011年10月23日

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