街の風景

−庶民的駅前風景−

             

広島駅前は近年大型商業施設が立地するなど、一時の極めて前近代的な風景は随分更新されてきた。しかしながら、当時その百貨店と同様に開発を予定されていた地区が諸事情で凍結され、皮肉にも昭和の風景を色濃く残すこととなっている。
とはいえいつなくなるかわからない。現実に開発が決まったエリアもある。地元の者以外ほとんど知られることもなく人知れず残る昭和の匂いが消えないうちに記録して置きたい。






入口横に「純喫茶」の文字が見える 現在ではほぼ死語になっている 年配客が思い思いの時間を過しておられるのを眼にすることが出来る  露店という言葉を想起させる古びた商店が現役だ




昭和的な飲み屋街もそのまま残る これは駅から徒歩3分ほどのところだ





背後には近代的なホテル等も見える環境にあって 狭い敷地に所狭しと建てられた商店群 






向いに見える酒の看板は駅舎に接する建物である 古びたビル建築の1階部分だけが飲み屋街として利用されていた




この寂れた路地を抜けると駅前に出る

2006年12月・2007年5・12月撮影

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