街の風景

−北東北の消防屯所−


 消防屯所とは消防団の詰所のことで、地区の消防活動の拠点、そして防災コミュニティーの中心としての役割を持つものだ。
 消防車などが格納できる構造となっているものもあるがおおむね小柄な建物であり、しかも昔ながらの外観を留めているものも少なくない。中でも東北地方の北部を中心とした地域では、火の見櫓と一体化した独特の構造のものが見られる。それぞれに強い個性が感じられ、探訪先などで不意に出会うと嬉しいものである。
 




盛岡市消防団第五分団との文字のある建物 灯台のような立派な火の見櫓が聳えている




青森県五戸の消防屯所 小柄ながら2階部の屋根の意匠などもなかなか凝った造りで見応えがあった 
 


 岩手県二戸の消防屯所 看板建築調の前面壁は後に立ち上げたものか


 
岩手県浄法寺の消防屯所 周囲には古い町並も残っていた 


 
 
  青森県新郷村西越地区では二段構えの火の見櫓を持つ消防屯所を見つけた




  青森県黒石市の消防屯所 これはかなりインパクトのある造りだ 1階にはビンテージ消防車が格納されていた
 
 
青森県三戸町泉山地区の消防屯所 農村集落にあって少々異質にも感じる火の見櫓は遠くからも目立つ 正面には「青年会館」の文字が 地域の公民館的役割もあるのかもしれない 


 
   

 路地裏トップへ