街の風景

−尾道の井戸−


 

 尾道の昔ながらの市街地を歩くと、井戸が非常に多いのに気づく。しかもその多くは現役と思われる。
 大切な生活用水の得られる貴重な場所であり、かたわらに祠なども建てられているところもある。
 観光目線ではややもすると目が届きにくい井戸に焦点を当てるが、まだ一部に過ぎないだろう。
 
 




短い階段を上がったところにある井戸 近くに金毘羅大権現常夜灯とある灯篭があった




商店街の店舗の狭い隙間にも井戸がある 神泉と刻まれていた




井戸の傍らには地蔵とともに「水神」の文字が




祠に見守られるようにある屋根付きの井戸 入口には「護国」「敬神」とある この「亀齢水」と名付けらえた井戸の周囲には二つの祠があった




神社の建物のひとつだが その一つは井戸を祀るもののようだ 大正の文字が見える井戸
 



 
 この井戸も亀齢の文字が 長寿とされる亀にあやかって名付けられたのだろう この井戸は民家の裏手のようなところにあったがきちんと管理されているようだ 
   

(2019.09及び2020.10撮影)

 路地裏トップへ