琺瑯看板 〜な・は行の看板(6)



「表具」と書かれた丸い看板。矩形のものより相当な製作ロスがあるが視覚に訴える効果はこちらの方が抜群だろう。

(岐阜県関市)
アメリカ生れのかぜぐすりというのが如何にも時代を感じさせる。
シンプルながら実に味わいの深い「ヒスキニン」の看板。

(岡山市)



斯界の第一級品「富士戸車」

(和歌山県御坊市)

名張市の町名板。下八町という町名からも歴史を感じさせる。

(三重県)

「富士電機乾電池」都内にこのような短冊型の本格的な琺瑯看板が残っているとは驚きである。

(東京都墨田区)
「冨士循環風呂釜」これも富士という称号を冠している。
循環風呂釜というと、そんなに古くないようにも見えるがいつ頃のものだろう。

(岐阜県明智町)
古びた屋根付の駐車場の内に火の用心をはじめとした標語的な表示板が琺瑯製で貼り付けてあった。 (広島県呉市)


東京の昔ながらの町ではこのような地名案内板を見ることがある。これは埼玉県などでも眼にしているので、東京に限ったものではなく、関西で言う仁丹看板のようなものらしい。




「ニクトン」をはじめとして飼料関係の琺瑯看板が残る看板商店。

(岐阜県関市)
フエキ糊と不易墨汁が仲良く並んで貼られている。

 (広島県油木町)



「冨士耕耘機」これも冨士ブランドだ。

(奈良県大和郡山市)
「ナショナル乾電池」をはじめとして三枚編成で残る。今となっては眼にすることが極めて難しくなった小型短冊看板の連貼りだ。

(高知県中土佐町)

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