路地裏コレクション(10)
 −煙草屋−


 

 煙草屋という店舗は今でも存在はするものの、昔ながらの対面式のものは少なく貴重なものとなっている。
 古くからの町や商店街を歩くと、それでも稀に古びた構えの煙草屋を眼にすることがある。しかし多くでは店を畳んでおり、生活風景の一つであった町の小さな煙草屋は、過去のものになっている。
 しかしこれが残っていることで、かつては賑っていた町なのだと認識することも多い。


三重県 06.10撮影  重要伝統的建造物保存地区内に奇跡的に原形を保つ町家 煙草の販売台がそのまま残っていた



広島県 10.06撮影 大きな構えの呉服屋の一角に煙草屋があった 木製のベンチは社交場ともなっていたのだろう





兵庫県 07.02撮影 古びた小さな町家風の建物がかつて煙草屋だった 今では自動販売機があるのみ  滋賀県 06.10撮影  看板の文字の横書が逆方向であることから戦前から営業されていた伝統的な煙草屋らしい





東京都 04.10撮影 この店は現在でも現役であった 群馬県 07.10撮影 威厳すら感じる販売台だ



大阪府 09.11撮影 これは現代風の煙草屋 煙草1カートンで景品一個というのが大阪らしい 清涼飲料から菓子や味噌などの調味料類もある 山口県 06.03撮影 一見現役のようにも見えたが並んでいる商品のパッケージは一昔前のものだった




岐阜県 09.07撮影 何とも洒落たデザインの窓口ではないか いつ頃まで現役だったのだろうか 島根県 07.06撮影 山間の小さな集落にも対面式の煙草屋が残っていた



広島県 09.10撮影 今では自動販売機やコンビニでの販売に完全に移行してしまった

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