| 山口県柳井市<商業都市・港町> 地図 町並度 8 非俗化度 2 −商港の佇まいが今でも濃厚に残る− |
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| 商家建築の連続する柳井の町並 | |
| 柳井市は山口県の南東部、瀬戸内海に面し、県内でも特に気候の温暖な地域である。ここは重要伝統的建造物群保存地区となっている金屋町・古市町の町並が当地の観光の核をなしている。 この町は港町として発祥し、江戸期になると岩国藩領の商業都市として発展していった。今では漆喰塗りで統一されたそれらの商家の保存状態が良いため、白壁の町並として知られる。やや外向きに整備された向きもあるが、ほぼ新しい建物が混ざらない連続性の高い町並は大変貴重なもので、保存地区として維持していくに相応しい文化遺産と言えよう。 平入妻入り混在ながらやや後者の割合が高く、二階正面に矩形の窓が穿たれているなど、山陽でも山口県に入ると幾分九州的な外観の建物が目につくのは海上交通による文化の伝達によるものか。文化財に指定された旧家も複数あり、国重文の国森家、南北の大通りを挟んだ町並の東端付近にある小田家が代表的だ。小田家は1688年小田善四郎がこの柳井津(柳井の古名)で商業を起こしたのが始まりで、油商を営んでいた。江戸末期には総年寄となり帯刀も許可されていたという。内部には江戸時代の商売道具等が配置され、屋敷構えもほとんど江戸期のまま残っている。また、町並中心付近にある佐川醤油蔵では、内部で醤油醸造の様子をそのまま見学することが出来る。 以前はこの町並の裏手がすぐ港で、家並の所々には細い路地が伸びかつての船着場とを結んでいる。今は埋立てなどにより川となっているが、常夜灯が残るなど港の痕跡が見られる。 |
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| 佐川醤油蔵(右) | |
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| 裏手につながる小路 | かつての船着場に残る常夜灯 |
| 訪問日:2002.04.14 2025.06.14最終訪問 |
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